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2010.11.10 Wednesday

『ブレイド』

by 清田和彦

 先日、平成仮面ライダーシリーズ第5作の「仮面ライダー剣(ブレイド)」を見ました。

 この作品のラストが僕は好きです。
この作品、トランプをモチーフにした4人の仮面ライダーが登場します。
スペードの「ブレイド」。ダイヤの「ギャレン」。ハートの「カリス」。クラブの「レンゲル」。
敵もトランプをモチーフにしていて、アンデッドと呼ばれる怪物が52匹存在しています。
そして、仮面ライダー達は敵を倒すことにより、そのアンデッドをカードに封印し、自分の持ち札にすることができます。そして、持ち札にしたアンデッド達の能力を使うことができるようになるわけです。「火」の力を持つアンデッドを封印すれば「火」の能力を、「風」の力を持つアンデッドを封印すれば「風」の能力を、カードを読み込むことで使用可能になるんです。

 アンデッド達はアンデッド同士でバトルを繰り広げています。最後の1人になれば、自分の種族が地上を支配することができるルールなんです。しかし、そんな争いを許しては、地上はメチャメチャになってしまう。だから仮面ライダー達は、アンデッドを封印して地上を守ろうとしているんです。
アンデッド達は、生き物の始祖なんです。「トラ」であったり、「バッタ」であったり、「ゾウ」であったり。数万年前のバトルでは「人間」の始祖が生き残った為に、現代はこのような世界になっているという世界観なんですね。
 さて、ここで考えるのが「トランプ」というもの。52枚のカードの他に「ジョーカー」というカードがありますよね。この「ジョーカー」がこの物語ではとっても大事。「ジョーカー」というアンデッドも存在するのですが、「ジョーカー」はどんな生き物の始祖でもないんです。「ジョーカー」が生き残って最後の1人になると、世界は破滅すると言われているんです。

 そして、ここからはネタバレ。これから見ようと思ってる人は読まない方がいいかも。
実は、仮面ライダーカリスが「ジョーカー」なんです。カリスは今、人間の姿をして人間社会の中で生きています。大切な女の子の友達もできました。その女の子を守りたいと思っています。しかし、「ジョーカー」の本能が戦いを強要します。が、その中で主人公のブレイドと、ジョーカーという正体を知られながらも友情を高めて行きます。
ちなみに、ジョーカーが人間の姿をしているのは、今回のバトルで前回の覇者の「ヒューマンアンデッド」を封印して、その力を使っているからなんです。そしてその力を使ううちに、人間らしい優しさに目覚めていくんです。

 ここからは、さらにネタバレ。実際、「ジョーカー」は最後の1人として生き残ってしまうんです。その瞬間、ダークローチというゴキブリ型のアンデッドが無数に生まれ、世界は滅びかかるんですね。「ジョーカー」はわざとブレイドに封印されようとしますが、ブレイドは違う方法で世界を救うんです。
ブレイドは、アンデッドとの融合係数が高く、封印したアンデッド達の力を使い続けると、もう1人の「ジョーカー」になると言われていたんです。それでも、「ブレイド」はアンデッドの力を使い、ダークローチを倒し続けていきます。
「ジョーカー」1人だけが生き残ると世界は破滅する。「ブレイド」はもう1人の「ジョーカー」になる為に、戦い続けました。そしてついにもう1人の「ジョーカー」になる時がやってきます。ブレイドから緑の血が流れたのです。もう人間ではない「証」。これで、2人のアンデッドが生き残っている状態になったわけです。その瞬間、ダークローチは消え去り、世界は救われました。
 そして「ブレイド」は「カリス」に、『俺はお前とは戦わない。お前は人間達の中で生きろ』と言い残して、どこ知れず消えていくんです。

 自分がアンデッドになることで、世界を、「カリス」を、友情を守った「ブレイド」。その生き方に感動しました。賛否両論あるかもしれないですが、僕は大好きなラストシーンです。

 自分の「消え方」・「去り方」も格好良くありたいものです・・・。
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