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2015.08.05 Wednesday

『ネクサス』

by 清田和彦

 2004年12月に劇場公開された『ULTRAMAN』と2004年10月からテレビ放映さた『ウルトラマンネクサス』の世界は繋がっていて、『URTRAMAN』の5年後が『ネクサス』の物語の舞台となっています。

 『URTRAMAN』では、青い光と赤い光が地球に飛来します。
青い光の生命体は「ザ・ワン」と、赤い光の生命体は「ザ・ネクスト」と名付けられました。

赤い光は自衛隊機と衝突しますが、パイロットの真木舜一は無傷で生還します。しかしこれは、「ザ・ネクスト」が真木をデュナミスト(適能者)として選び、「ザ・ネクスト」と真木が融合した為だったんです。・・・と、どこかで聞いたような話。実はこれ、初代ウルトラマンの第1話。ベムラーとウルトラマンのお話が「現代で実際に起こったら?」がコンセプトの映画なんです。

ちなみに、「ザ・ネクスト」は真木と融合することによって光の巨人になりますが、「ザ・ワン」は、怪獣(スペースビースト)の姿となって暴れまくります。最後には、「ザ・ネクスト」によって「ザ・ワン」は倒されるのですが、「ザ・ネクスト」は真木の命を救う為、力の殆どを使い果たし、眠りにつきます。

 そして5年後、新たにスペースビーストが地球に出現したことにより、「ネクサス」のストーリーが始まります。目を覚ました彼は、第2のデュナミストを選び、地球を守る為、再び戦いに身を投じるのです。

「永い時を経て受け継がれてきた神秘の光」と「デュナミストの融合」によって、光の巨人(ウルトラマン)は力と肉体を得る。そして、その光は次世代への絆として受け継がれていく。つまり、ウルトラマンになれるのは1人じゃない。同時に存在するのは1人ずつなのですが、「ネクサス」の物語の中では、4人の人物が変身しています。映画版の真木を含めると5人の人物がデュナミストとなり、その力は伝えられていったんです。

 主人公・弧門一輝。第1話で、レスキュー隊から地球防衛チーム「ナイトレイダー」に転属になるのですが、なんと彼は「ウルトラマン」ではありません。1人の人間として、ビーストと戦っていくんです。彼は幼い頃に川で溺れかけたトラウマから、いざという時にパニックに陥ってしまい、救助活動がうまくいかず苦悩しています。

そして、「ネクサス」は別に存在し、「ナイトレイダー」を助けてくれるのですが、「ネクサス」に変身する姫矢准も、ある理由から深い悲しみ、葛藤を抱えているんです。

 と、この物語、とにかく「暗い」「重い」。とても子供向け番組とは思えない程のダークな面がたくさんあります。

.淵ぅ肇譽ぅ澄爾慮吃隊長(溝呂木眞也)が、力への欲望の為に闇に捉えられ、敵方の黒い巨人(ダークメフィスト)として登場。
▲淵ぅ肇譽ぅ澄爾蓮多少の犠牲があってもビーストの殲滅を優先。
ビーストの存在を隠蔽する為に、目撃者の記憶を消去。
ぅ咫璽好箸梁瞭發吠瓩┐蕕譴疹女の存在に気付かず、弧門はビーストを砲撃。
等々。

 そして、もっとも救いようのない出来事。
弧門には恋人(斎田リコ)がいます。リコは弧門に優しく接し、苦悩する弧門を後押しします。リコの存在が弧門には必要不可欠。弧門はリコに安らぎをもらっているんです。

ところで、ダークメフィストが現れる前には、ダークファウストという黒い巨人がネクサスに立ちはだかっていました。ネクサスはダークファウストと一進一退の攻防を繰り返すのですが、なぜかダークファウストが傷を負って消えた場所にリコが倒れています。そして弧門が見つけたリコは、ダークファウストと同じところに傷を負っているんです。リコは弧門に助けられますが、何も覚えていません。病院の検査では、リコの身体は異常な数値を示します。信じがたいことですが、ダークファウストの正体はリコだったんです。
一体、なぜ?

なんと、リコは弧門と初めて会ったその日の夜に、溝呂木(ダークメフィスト)に殺されていて、弧門を闇に落とす為の操り人形にされていたんです。ダークファウストに変身していた時の記憶はありませんが、記憶がないからこそ知らぬ間に負傷している自分の正体に不安と恐怖を抱き始めます。そして、リコは溝呂木に自分の正体を明かされて絶望し、ダークファウストに変身してネクサスを襲います。しかし、最後には自分を取り戻し、ビーストから弧門を守り、光となって消滅します。助からないんです。

劇中に弧門との会話やデートシーンなどのたくさんのリコの姿が描写されています。そのリコが既に死んでいて、敵の黒い巨人だったとは・・・ショック大でした。弧門と知り合ったからリコは殺されたんです、弧門を闇に落とす為に。リコが殺される回想シーンもあるのですが、そのシーンでは、リコの家族4人が皆殺しにあっているんです。とても救いようがありません・・・。

 とは言え、僕は好きです。暗くても、重くても、最後まで楽しめる作品でした。
最後まで見て、初めて分かる奥が深いストーリーだと思います。
「絆」って大事ですね。

 あっ、ちなみに、弧門は最終話で、5人目のデュナミストになって、ウルトラマンに変身しています!
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