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2007.09.16 Sunday

拝啓、ぼくのおばあちゃん

by 阪爪優介

みなさん、こんにちは!
阪爪優介です。
バイト先の子に「阪爪さんて河童に似てますよね?」と言われた阪爪優介です。
…皿の有無関係なく似ているそうです。

さて、阪爪はいつも「笑いの神がどうした」みたいな、おバカな日記ばかり書いているので、今回は少しマジメな日記を書こうと思います。

「舞台とは人生の縮図である」という言葉をよく耳にすることがあるのですが、僕はたまにこう考える時があります。
「自分の人生は何幕で構成されていて、果たして今は第何幕なんだろう?」
人によって、人生の転機はまちまちですが、最近僕には人生上大きな転機が起こりました。



今年の二月初旬、僕のおばあちゃんが亡くなりました。
その日、地元のバイトが終わった直後、父からの電話がありました。
「今朝、おばあちゃんが入院先で亡くなったよ」
電話の父の声はとても震えていて、その出来事を伝えるだけで精一杯という感じでした。
晩年おばあちゃんは、痴呆が激しくなってしまった為、老人ホームで介護を受けていました。亡くなる直前、急に風邪をこじらせてしまい入院していたのです。
覚醒と昏睡を繰り返し、いつ息を引き取るかわからない、という状態だったので、僕自身ある程度の覚悟はしているつもりでした。しかし、あまりの突然の知らせにやはり動揺は隠し切れません。呼吸が早くなり、心臓のドキドキが止まりませんでした。
病院の方により、既にお寺の霊安室へ移動していると聞き、僕は壊れかけの自転車を必死にこぎました。
霊安室の重苦しい扉を開けると、仰々しい仏像の前に木製の棺がありました。棺の中を覗くと、僕はとても驚いた記憶があります。そこには、白い装束に身を包んで美しい化粧をしたおばあちゃんが、今にも目を覚ましそうな寝顔で、眠っているではありませんか!

試しに、僕は「おばあちゃん」と呼び掛けてみました。
何の反応もありません。

試しに、棺を叩いてみました。
やはり何の反応もありません。

優しい顔で眠っているおばあちゃんが、もう二度と目を覚ます事はないと、頭ではっきりと理解した時、僕の目から涙が溢れだしました。その日は一日中、泣きじゃくっていたのを覚えています。


僕が物心ついた頃に両親は離婚しており、父とおばあちゃんと僕という三人家族が当たり前のものだと思って、僕は育ってきました。おばあちゃんは優しくて心配性で、子供の頃から僕はいつもおばあちゃんを困らせていました。

おばあちゃんにとって、僕が良い孫だったのかどうかは、今ではもうわかりません。でも、心配性なおばあちゃんがいつどこにいても、僕が元気でやっている事がわかるように、精一杯自分の人生を全うしていこうと思いってます。

今年の二月から、僕の人生は新たな幕に入りましたが、これからもより一層あかぺらで頑張っていきたいと思います!

次回、あかぺら第30回公演『パパ・アイ・ラブ・ユー』。是非見にいらしてくださいね!




ちなみに、僕が今一番欲しいものはi−Podです。

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